解説赤染衛門(あかぞめえもん)

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第59番
赤染衛門
(あかぞめえもん)

やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな


☆ やすらはで ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな
★ やすらわで ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 あなたがいらっしゃらないとわかっていたのなら、ためらわずに寝てしまいましたのにね。お待ちしているうちに、夜も更けて、とうとう西に傾く月を見てしまいました。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  訪ねてくると言っていた恋人を待ちわびる切なさや苛立ちが手に取るようにわかる和歌ですね。待ちぼうけをくらわされた姉妹の代わりに、その恋人である藤原道隆(ふじわらのみちたか)へ宛てて詠んだものです。

小倉百人一首_作者タイトルについて  赤染衛門は、赤染時用(あかぞめのときもち)の娘です。本名は伝わっていません。父親の職が右衛門尉(うえもんのじょう)だったので、赤染衛門と呼ばれました。藤原道長(ふじわらのみちなが)の妻である源倫子(みなもとのりんし)や、その娘の一条天皇中宮(いちじょうてんのうちゅうぐう)である彰子(しょうし)に仕えました。後に、学者として名高い大江匡衡(おおえのまさひら)と結婚しました。匡衡とはおしどり夫婦として名高く、あまりの仲の良さに匡衡衛門とあだ名がついていた、と『紫式部日記』に記されています。


注1)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

注2)女性は、本名すら伝わることも稀なので、正確な読み方もわからない場合が多いです。混乱を避けるため、女性の名前は一般的に音読みされます。訓読みが浸透している女性のみ訓読みも記すことにします。

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