解説後鳥羽院(ごとばいん)

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第99番
後鳥羽院
(ごとばいん)

人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は


☆ ひともをし ひともうらめし あぢきなく よをおもふゆゑに ものおもふみは
★ ひともおし ひともうらめし あじきなく よをおもうゆえに ものをもうみは


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 ひとを愛しくも思い、恨めしくも思うのです。思うとおりにならなくてつまらないと、世の中を思うから、いろいろと思い悩むのですよ。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  挙兵の9年前、33歳のときに詠まれた和歌です。幕府との関係が悪化し、プライド高く、帝王然としたお人柄だったと思われる院にとって、歯がゆく面白くないことが多かったのでしょう。人間への愛憎を素直に吐露された、院のスケールの大きさを感じさせる和歌ですね。

小倉百人一首_作者タイトルについて  後鳥羽院は、後鳥羽天皇(ごとばてんのう)という、いまから800年ほど前の天皇です。「院」とは位を退いた後の呼び名です。19歳で譲位した後は、24年間にわたり、天皇を後見する院政(いんせい)を行なって、権力を持っていました。鎌倉幕府との勢力争いから、幕府の権力者北条氏(ほうじょうし)を打倒しようとして挙兵しましたが、失敗し、隠岐(現在の島根県)に流され、60歳の生涯を閉じました。文芸に秀で、和歌も好まれました。

注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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