解説後徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん)

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第81番
後徳大寺左大臣
(ごとくだいじのさだいじん)

ほととぎす 鳴きつるかたを ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる


☆★ ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 ほととぎすの鳴き声の聴こえたなぁと思って眺めると、ほととぎすの姿は見えず、ただ明け方の月が空にぼんやりと残っているだけでした。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  ほととぎすは初夏から秋までいて、寒い時期には暖かい国へ渡る渡り鳥です。ですから、この和歌は、その季節のことを詠んだものですね。ほととぎすの鳴き声に、ふと空をふり仰いでみると、そこには明け方の月が、浮かんでいた・・・。朝方のひんやりとした空気が伝わるような和歌ですね。ほととぎすの鳴き声の後の、一瞬の静寂が訪れた気配も目に浮かびませんか?

小倉百人一首_作者について  後徳大寺左大臣は、本名を藤原の実定(ふじわらのさねさだ)といいます。いまから850年ほど前の貴族です。左大臣は職名で、上から二番目の地位の大臣です。徳大寺家の当主なので、徳大寺左大臣と呼ばれていますが、祖父の藤原実能(ふじわらのさねよし)も同じく左大臣で、徳大寺左大臣と呼ばれていたので、区別をするために後徳大寺左大臣と呼ばれています。この『小倉百人一首』を選んだ藤原定家(ふじわらのていか)とは、母方の従兄弟にあたります。


注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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