解説待賢門院堀河(たいけんもんいんほりかわ)

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第80番
待賢門院堀河
(たいけんもんいんほりかわ)

長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは ものをこそ思へ


☆ ながからむ こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもへ
★ ながからん こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもえ


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 あなたのお心が、末長くお変わりにならないかどうかもわからないのに、ご一緒してしまいました。わたしの心は、この寝乱れた長い黒髪のように乱れて、今朝はもの思いに沈んでいることです。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  ずっとお付き合いできるかどうか約束をもらったわけではないのに、一晩を共にしてしまった女性の心のうちを詠んだ和歌です。皆さんにはまだ少し難しい内容かもしれませんが、相手のことがとても好きで、でも相手は自分のことを同じように好きでいてくれているかわからないとき、それでも側にいたくなることがあるかもしれません。そんなときがきたら、この和歌を思い出してください。一時の幸せのために選んだ行動が、この堀河のように、あなたを悩ませ、もしかしたら後悔をさせるかもしれませんから。

小倉百人一首_作者タイトルについて  待賢門院堀河は、いまから900年ほど前の宮廷女官です。右大臣源顕房(うだいじんみなもとのあきふさ)の孫で、神祇伯源顕仲(じんぎはくみなもとのあきなか)の娘です。はじめ、前斎院令子内親王(さきのさいいんれいしないしんのう)に仕えて前斎院六条(さきのさいいんろくじょう)と呼ばれていましたが、第77番の歌人である崇徳院(すとくいん)の母后待賢門院藤原璋子(たいけんもんいんふじわらのしょうし/たまこ)に仕えてからは堀河と呼ばれるようになりました。待賢門院の出家に伴い、一緒に尼になりました。


注1)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

注2)女性は、本名すら伝わることも稀なので、正確な読み方もわからない場合が多いです。混乱を避けるため、女性の名前は一般的に音読みされます。訓読みが浸透している女性のみ訓読みも記すことにします。

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