解説中納言兼輔(ちゅうなごんかねすけ)

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第27番
中納言兼輔
(ちゅうなごんかねすけ)

みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ


☆ みかのはら わきてながるる いづみがわ いつみきとてか こひしかるらむ
★ みかのはら わきてながるる いづみがわ いつみきとてか こいしかるらん


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 みかの原(現在の京都府相楽郡)に湧いて流れるいづみ川よ。その「いつ」という言葉ではないけれども、わたしはいったいあの方にいつお逢いして、こんなに恋しいと思うようになったのでしょう。お逢いしたこともないのに。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  兼輔の時代は、特に深窓の姫君は出歩くことが無かったので、出会う機会がありませんでした。「あそこの姫君は美しいらしい」「あそこの姫君は優しくて上品らしい」などという噂を頼りに、男性はこれは、と思う姫君に和歌を贈り、その詠みぶりや筆跡、紙や薫りなどで姫君の様子を想像して恋に落ちたのです。兼輔もちょうどそんな恋をしていたのでしょう。

小倉百人一首_作者タイトルについて  中納言兼輔は、本名を藤原兼輔(ふじわらのかねすけ)といいます。いまから1100年ほど前の貴族です。中納言は職名で、左大臣だった藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)の曾孫としては、あまり高位とはいえませんが、『六歌仙』を選んだ第35番の歌人である紀貫之(きのつらゆき)や第29番の歌人である凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)といった当代の名歌人と交流があり、歌壇の中心的存在でした。


注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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