解説儀同三司母(ぎどうさんしのはは)

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第54番
儀同三司母
(ぎどうさんしのはは)

忘れじの ゆく末までは かたければ けふをかぎりの いのちともがな


☆ わすれじの ゆくすえまでは かたければ けふをかぎりの いのちともがな
★ わすれじの ゆくすえまでは かたければ きょうをかぎりの いのちともがな


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味「いつまでも忘れない」、とおっしゃるその未来を信じるのは難しいので、そのことばをいただいた今日をかぎりとして、死んでしまいたいと思うのです。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  永遠を誓ってくれた恋人の言葉に喜びながらも、その言葉の不確かさに怯えて、幸せないまのうちに死んでしまいたい、という女性なら、誰もが共感できる心を美しいことばで詠いあげていますね。

小倉百人一首_作者タイトルについて  儀同三司の母は、本名を高階貴子(たかしなのきし)といい、関白藤原道隆(かんぱくふじわらのみちたか)の妻です。「儀同三司」とは、「三司(太政大臣・左大臣・右大臣)と同じ待遇である」という意味で、准大臣のことです。息子である藤原伊周(ふじわらのこれちか)のことです。関白の正妻といって良い立場でしたが、一条天皇(いちじょうてんのう)の皇后であった娘である定子(ていし)に先立たれ、息子の伊周・隆家(たかいえ)は政争に破れるなど、子供たちの不幸を見守った人生でした。


注1)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

注2)女性は、本名すら伝わることも稀なので、正確な読み方もわからない場合が多いです。混乱を避けるため、女性の名前は一般的に音読みされます。訓読みが浸透している女性のみ訓読みも記すことにします。

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