解説大納言公任(だいなごんきんとう)

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第55番
大納言公任
(だいなごんきんとう)

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ


☆ たきのおとは たえてひさしく なりぬれど なこそながれて なほきこえけれ
★ たきのおとは たえてひさしく なりぬれど なこそながれて なおきこえけれ


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 水が枯れたので、滝の音が絶えてからずいぶんと長い年月が経ちましたが、その滝の名声は世の中に流れ伝わって、いまもなお世間に知られていることです。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  この和歌に詠まれた滝は、嵯峨(現在の京都市右京区)の大覚寺(だいかくじ)の滝のことだそうです。大覚寺は、嵯峨天皇(さがてんのう)が建立された名刹で、その庭園に滝も造られました。しかし、公任の時代には、水は枯れ、滝の形を留めるのみだったようです。時の権力者である藤原道長(ふじわらのみちなが)のお供で嵯峨を訪れたときに詠んだ和歌です。テーマは、特に面白味のあるものではないのですが、麗しく詠みあげていますね。この滝は、現在も「名こその滝」として、跡地が親しまれています。

小倉百人一首_作者タイトルについて  大納言公任は、本名を藤原公任(ふじわらのきんとう)といいます。太政大臣の祖父と父を持つ貴族です。大納言は職名で、大臣に次ぐ地位でした。第64番の歌人である藤原定頼(ふじわらのさだより)は息子です。博学多才で、和歌はもちろん、漢詩も管弦も上手でした。


注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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