解説喜撰法師(きせんほうし)

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第8番
喜撰法師
(きせんほうし)

わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり

☆ わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいふなり
★ わがいおは みやこのたつみ しかぞすむ よをうじやまと ひとはいうなり

小倉百人一首_喜撰法師(きせんほうし) 小倉百人一首_喜撰法師(きせんほうし)の意味  私が住んでいるお坊さんの住む庵は、都である平安京のはるか離れた東南にあるものだから、おかげさまで心静かに住んでいるのですよ。なのに、皆さんは、私が人々とのお付き合いがわずらわしいと思って、そんなところに住んでいると言っているようですね。

小倉百人一首_喜撰法師(きせんほうし)の鑑賞  いまも昔も噂好きなひとがいたようですね。根も葉もない噂は気にしないでいられたら気持ちもラクなのだけど、あまりにも本心と違うことを言われたり、あることないことを言われたりすると、少しわずらわしく感じることはありませんか?喜撰法師もきっとそんな気持ちだったのでしょうね。

小倉百人一首_作者喜撰法師(きせんほうし)について  喜撰法師は、京都のお茶で有名な現在の宇治市に住んでいたお坊さんです。いまから1200年ほど前の平安時代の初めに生きたひとです。この第8番の歌ともう一首が伝わるのみで、まったく正体が不明です。貴族の子息だとか、天皇の出家した後のお名前だとかいわれていますが、詳しいことはわかっていません。第35番の歌人である紀貫之(きのつらゆき)が選んだ、六人の優れた歌人『六歌仙』のひとりにも選ばれています。

注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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