解説参議雅経(さんぎまさつね)

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第94番
参議雅経
(さんぎまさつね)

み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり


☆★ みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 吉野(現在の奈良県南部。古来より天皇の離宮が営まれ、多くの天皇が旅をした地です)の山から秋風が吹き降ろすなか、夜更けの吉野の古都の里では、衣を柔らかくするために打つ砧(きぬた)の音が、寒々としたなか聴こえてくるようです。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  「み吉野の 山の白雪 つもるらし ふるさと寒く なりまさるなり(吉野山に白雪が積もったようです。古都の里はますます寒くなるようです)」という『古今集』の和歌を踏まえて(本歌取り/ほんかとり)います。寒々とした山里に、ひときわ響く砧の音が、より静かさと寒さを助長させるような和歌ですね。

小倉百人一首_作者タイトルについて  参議雅経は、本名を飛鳥井雅経(あすかいまさつね)といいます。いまから800年ほど前の中流貴族です。父親の難波頼経(なんばよりつね)が、源義経(みなもとのよしつね)と親しかったため、義経が追討されると、頼経・雅経親子も鎌倉へ護送されました。しかし、和歌や蹴鞠の上手だった雅経は将軍源頼朝(みなもとのよりとも)に重用され、鎌倉幕府の重臣である大江広元(おおえのひろもと)の娘を妻に迎えました。28歳のとき、罪を赦され、京都に帰った後は、京都御所と鎌倉幕府の連絡係として活躍しました。

注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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