解説右大将道綱母(うだいしょうみちつなのはは)

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第53番
右大将道綱母
(うだいしょうみちつなのはは)

なげきつつ ひとりぬる夜の 明くるまは いかに久しき ものとかは知る


☆★ なげきつつ ひとりぬるよの あくるまは いかにひさしき ものとかはしる


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 あなたがいらっしゃらないことを嘆き悲しみながら、ひとり寝る夜が明けるまでの間は、どんなにか長いものであるか、おわかりになりますか?おわかりにならないでしょうね。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  兼家が三夜の間、道綱母を訪れることがなくて、その間どこへ行っていたかというと、さほど身分の高くもない女性のもとへ通っていることがわかりました。そして、しばらくして、明け方に兼家が訪ねてきたことがあったときに、兼家を家に入れずに、この和歌を贈ったのだそうです。当時の男性の風習として、多くの女性のもとへ通うのは仕方のないことで、特に兼家のような大貴族ならなおさらのことなのだけど、それでも自分の気持ちを伝えずにはいられなかった道綱母の哀しさが伝わってくるようではありませんか?

小倉百人一首_作者タイトルについて  右大将道綱の母は、右大将である藤原道綱(ふじわらのみちつな)の母親という意味です。本名は伝わっていません。藤原倫寧(ふじわらのともやす)の娘で、大貴族である藤原兼家(ふじわらのかねいえ)の側室のひとりとなって、道綱を産んだことがわかっています。兼家との恋愛を回想した『かげろふ日記(かげろうにっき)』の作者としても有名です。名高い美貌の持ち主で、和歌を詠むのも上手でした。


注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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