解説元良親王(もとよししんのう)

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第20番
元良親王
(もとよししんのう)

わびぬれば いまはたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思ふ


☆ わびぬれば いまはたおなじ なにはなる みをつくしても あはむとぞおもふ
★ わびぬれば いまはたおなじ なにわなる みをつくしても あわんとぞおもう


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 逢うこともできないで、このように思いわずらっているいまは、もう身を捨てたのと同じことです。いっそのこと、難波潟(現在の大阪湾)にみえる航路を示す杭である「澪標(みおつくし)」の名のように、身を尽くしてでもあなたに逢いたいと思うのです。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  宇多天皇(うだてんのう)の妃のひとりである藤原褒子(ふじわらのほうし)との道ならぬ恋が露見してしまい、そのことを嘆いた和歌です。結婚の契約が現代よりも緩かった時代ですが、さすがに天皇のお妃との不倫関係は、世間から責められるものでした。自分の立場よりも、恋人に会いたい気持ちを詠う元良親王の切なくも激しい気持ちに胸が詰まるようではありませんか?

小倉百人一首_作者タイトルについて  本良親王は、いまから1100年ほど前の皇子です。第13番の歌人である陽成院(ようぜいいん)の第一皇子でした。第一皇子でしたが、父院が退位された後に生まれたので、生涯、皇位とは無縁でした。和歌を詠むのが上手でした。


注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

注2)女性は、本名すら伝わることも稀なので、正確な読み方もわからない場合が多いです。混乱を避けるため、女性の名前は一般的に音読みされます。訓読みが浸透している女性のみ訓読みも記すことにします。

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