解説阿倍仲麿(あべのなかまろ)

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第7番
阿倍仲麿
(あべのなかまろ)

天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも

☆★ あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも


小倉百人一首_阿倍仲麿(あべのなかまろ) 小倉百人一首_阿倍仲麿(あべのなかまろ)の意味  はるか大空を見上げてみると、月がとても美しいなぁ。あの月は、故郷の奈良の春日にある三笠山にかかっている月と同じなんだろうなぁ。

小倉百人一首_阿倍仲麿(あべのなかまろ)の鑑賞  この和歌は、仲麿がいよいよ日本へ帰国できるというとき、送別会の席で詠んだといわれています。長く離れていた故郷を思う気持ちがとてもストレートに伝わってきますね。この後、船が遭難して結局、日本へ帰れずに中国で亡くなったことを思い合わせると、なんとも切ない気持ちになる和歌です。

小倉百人一首_作者阿倍仲麿(あべのなかまろ)について  阿倍仲麿は、仲麻呂とも書きます。いまから1300年ほど前の官僚です。若いときから優秀だったので、20歳のときにいまの中国である唐(とう)へ勉強をしに行きました。当時の中国は、日本よりもずっと文化が進んでいて、多くの優秀な日本人が勉強に行ったのです。仲麿は中国で一生懸命勉強し、科挙(かきょ)というとても難しい試験に合格して、中国の皇帝にお仕えしました。35年もの間、中国で勤め、いよいよ日本に帰ろうとしたとき、日本へ向かう船が遭難し、仲麿は再び中国へ戻らなければならなくなりました。そして、一度も日本に帰ることなく、73歳で中国で亡くなりました。

注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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