解説相模(さがみ)

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第65番
相模
(さがみ)

恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋にくちなむ 名こそ惜しけれ


☆ うらみわび ほさぬそでだに あるものを こひにくちなむ なこそおしけれ
★ うらみわび ほさぬそでだに あるものを こいにくちなん なこそおしけれ


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 あの方のつれなさに、恨み嘆いて、涙に濡れた袖が乾くひまもなく朽ちてしまいそうなのに、それにもまして、恋の噂が、みっともなく広まって、わたしの名が空しく朽ち果ててしまうかもしれないのは惜しいことです。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  恋する相手の冷たいしうちに、突っ伏して嘆いている様子が目に浮かぶような和歌ではありませんか?「ふられたらしいよ」なんて噂が流れて、自分の評判が落ちることを心配しているのではないと思います。こんな風に言わなければならないくらい、相手のしうちを恨めしく哀しく思っているのだと思います。

小倉百人一首_作者タイトルについて  相模は、いまから1000年ほど前の宮廷女官です。はじめ乙侍従(おとじじゅう)と呼ばれていましたが、相模守(さがみのかみ)大江公資(おおえのきんすけ)と結婚した後は相模と呼ばれるようになりました。一条天皇(いちじょうてんのう)皇女である脩子内親王(しゅうしないしんのう)、後朱雀天皇(ごすざくてんのう)皇女である祐子内親王(ゆうしないしんのう)に仕えました。第64番の歌人で藤原定頼(ふじわらのさだより)と恋愛関係にあったこともあります。


注1)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

注2)女性は、本名すら伝わることも稀なので、正確な読み方もわからない場合が多いです。混乱を避けるため、女性の名前は一般的に音読みされます。訓読みが浸透している女性のみ訓読みも記すことにします。

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