解説西行法師(さいぎょうほうし)

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第86番
西行法師
(さいぎょうほうし)

なげけとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな


☆ なげけとて つきやはものを おもはする かこちがおなる わがなみだかな
★ なげけとて つきやはものを おもはする かこちがおなる わがなみだかな


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 嘆きなさい、といって月はわたしにもの思いをさせるのだろうか。いやそうではないのです。わかっているのに、月のせいにしてしまうわたしの涙ですよ。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  若くして俗世を捨てて、心の平安を手にしたはずなのに、涙が流れてしまうのはなぜでしょう。この和歌のタイトルは「月によする恋」とあります。これは、特定の人物に対する恋ではなくて、世の中そのもの、人間すべてに対する愛着だと考えてよいと思います。

小倉百人一首_作者タイトルについて  西行法師は、本名を佐藤義清(さとうのりきよ)といいます。鳥羽上皇(とばじょうこう)の御所に仕えた武士でした。23歳で出家し、諸国を旅しました。当時の代表的な歌人で、後世にも多くの影響を与えた美しい和歌をたくさん残しました。


注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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