解説藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたあそん)

  • Yahoo!ブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録する
  • livedoorクリップに登録する
  • FC2ブックマークに登録する
  • Buzzurlブックマークに登録する
  • del.icio.usブックマークに登録する
  • ニフティクリップに登録する
第51番
藤原実方朝臣
(ふじわらのさねかたあそん)

かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを


☆ かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを
★ かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもいを


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 あなたのことをこんなにも想っているなんて言うこともできないのだから、伊吹山(いぶきやま/滋賀県と岐阜県の県境にある山と栃木県にある山と2説あります ※1)に生えるさしも草(ヨモギ)の香りのように、燃えるわたしの想いをあなたはご存知ないのでしょうね。

※1についての補足


小倉百人一首_タイトルの鑑賞  「えやはいぶきの」は、「言うことができるだろうか、いやできない」と、「伊吹山」とを「いぶき」で掛けていて、「さしも草」と「燃ゆる」も「も」を掛けています。このような言葉あそびが散りばめられています。このようなテクニックの上手さに感心するとともに、青々としたヨモギが茂っている京都からはるか離れた東国の山の香り、と自分の秘めた恋心を比較している、実方の爽やかな気性も感じられる和歌ですね。

小倉百人一首_作者タイトルについて  藤原実方は、いまから1050年ほど前の貴族です。多くの女性と華やかな恋愛をしたそうで、『源氏物語』の主人公である光源氏(ひかるげんじ)のモデルのひとりとも考えられています。『枕草子』の作者で、第62番の歌人である清少納言(せいしょうなごん)とも交流があったといわれています。


注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

TOPPAGE  TOP