解説式子内親王(しょくしないしんのう)

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第89番
式子内親王
(しょくしないしんのう)

玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば しのぶることの 弱りもぞする


☆ たまのおよ たえなばたえね ながらへば しのぶることの よわりもぞする
★ たまのおよ たえなばたえね ながらえば しのぶることの よわりもぞする


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 いのちよ。絶えてしまうのなら、はやく絶えてしまっておくれ。このまま生きていたら、耐えて忍んでいる心が弱ってしまって、わたしの恋心が知られてしまうのですよ。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  優雅な生活を送る、その心の奥底にひっそりと秘められた激しい恋心に、息が詰まるような和歌ですね。伝えられない恋心を持つということは、どんなにか切ないことでしょう。みなさんの恋愛が、明るく楽しいものであることを祈っていますが、もし、人には言えない想いを抱えたときには、この和歌がきっとあなたの慰めになるでしょう。

小倉百人一首_作者タイトルについて  式子内親王は、後白河天皇(ごしらかわてんのう)の第三皇女です。11歳のときに賀茂神社に仕える賀茂斎院(かものさいいん)に任ぜられましたが、21歳のとき、病のため退下されました。この『小倉百人一首』を選んだ藤原定家(ふじわらのていか)は、内親王家にお仕えする家司(けいし)でした。また、定家の父で、第83番の歌人である藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)に和歌を学びました。定家は、和歌を詠むのがとても上手で、当時を代表する女流歌人です。


注1)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

注2)女性は、本名すら伝わることも稀なので、正確な読み方もわからない場合が多いです。混乱を避けるため、女性の名前は一般的に音読みされます。訓読みが浸透している女性のみ訓読みも記すことにします。

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