解説文屋康秀(ふんやのやすひで)

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第22番
文屋康秀
(ふんやのやすひで)

吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ


☆ ふくからに あきのくさきの しをるれば むべやまかぜを あらしといふらむ
★ ふくからに あきのくさきの しおるれば むべやまかぜを あらしというらん


小倉百人一首_タイトル 小倉百人一首_タイトルの意味 風が吹くやいなや、秋の草木がしおれてしまうなぁ。だから、なるほど。草木をあらす山から吹く風を「嵐」というんだなぁ。

小倉百人一首_タイトルの鑑賞  言葉あそびの和歌です。「山」と「風」という漢字を足すと「嵐」という字になりますね。「あらし」は「荒らし」の意味で、その言葉に「嵐」という字を当てたのですが、それを上手に詠み込んでいます。和歌は、このような機知を楽しむツールとしても親しまれたのですね。

小倉百人一首_作者タイトルについて  文屋康秀は、いまから1100年ほど前のあまり地位の高くなかった官僚です。第9番の歌人である小野小町(おののこまち)と交流があったことがわかっています。和歌を詠むのが上手で、第35番の歌人である紀貫之(きのつらゆき)が選んだ、六人の優れた歌人『六歌仙』のひとりにも選ばれています。


注)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

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