解説陽成院(ようぜいいん)

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第13番
陽成院
(ようぜいいん)

つくばねの 峰よりおつる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる


☆ つくばねの みねよりおつる みなのかは こひぞつもりて ふちとなりぬる
★ つくばねの みねよりおつる みなのかわ こいぞつもりて ふちとなりぬる


小倉百人一首_陽成院(ようぜいいん) 小倉百人一首_陽成院(ようぜいいん)の意味 茨城県にある筑波山の峰から流れ落ちる川には、「みな」(タニシのような小さい貝類のこと)が住むような泥が積もって深い淵(水が深くて澱んでいるところ)ができているでしょう。わたしのあなたを恋しく思う気持ちも、積もり積もって深い深い淵をつくってしまいましたよ。

小倉百人一首_陽成院(ようぜいいん)の鑑賞  妃のひとりである綏子内親王(すいし/やすこないしんのう)へ贈った和歌です。山から滲み出した水が集まり、誰に知られることなく清流となって流れていく。そして、その流れもやがて深い深い泥をも積もらせていく・・・。そんな川の流れに自分の恋心をたとえています。恋が叶うまでの気持ちを切なく詠った和歌として、古くから親しまれてきました。

小倉百人一首_作者タイトルについて  陽成院は、陽成天皇(ようぜいてんのう)という、いまから1100年ほど前の天皇です。「院」とは、位を退いた後の呼び名です。17歳のときに病のために天皇位を降り、82歳で亡くなりました。


注1)☆は旧仮名遣い、★は現代仮名遣いよみです。
旧仮名遣いは、仮名のとおりに発音しないものがあるので連記します。
市販されている百人一首カルタは、☆表記になっていますので、☆と★を見比べながら、読んでみてください。

注2)女性は、本名すら伝わることも稀なので、正確な読み方もわからない場合が多いです。混乱を避けるため、女性の名前は一般的に音読みされます。訓読みが浸透している女性のみ訓読みも記すことにします。

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